こんにちは!
最近朝晩は冷え込み、急激に冬らしい季節となりましたね。お茶の水女子大学では、ようやくイチョウの葉っぱが綺麗な黄色に色づき、私(ブログをほぼ初めて担当させていただく、ソプラノ在籍でアルトにもお邪魔させていただいている者です!)は思わず写真を撮ってしまいました。
さて、緑会合唱団は、昨日(日曜日に)あったミサ曲のオーケストラとの合わせ練習に引き続き、本日(翌日の月曜日)は1stステージの1, 2曲目、そして2ndステージの1, 3, 4曲目を練習しました。
1ステで歌うのは「なんとなく・青空」です。曲調がとても爽やかで、明るい印象の曲です。詩に登場する「わたし」や「あなた」の年齢は不確かですが、団員の中では中年の大人を想像する人が多いようです。詩を読むと確かにそのように感じるのですが、個人的には、ちょうど私たちくらいの年齢の多感な若者が、つい最近の青春をまるで遠い過去を思い出すかのように語っているようにも感じられます。旋律のフレッシュさがそれを彷彿とさせます。解釈はいろんなものがあってなんぼだと思うので、本番までにさらに想像力を膨らませていけたらなと思います。
2ステで歌うのは「手から、手へ」です。本当は1曲ずつ紹介していきたいのですが、いくら書いても物足りないので、今回は4曲目「手」について書きたいと思います。この曲は無伴奏で始まり、しばらく続きます。伴奏のピアノ連弾はとっても迫力がありかっこよくて大好きなのですが、だからこそ、4曲目の一変した静けさや穏やかさがより際立ちます。歌っていても聴いていても一度で良い曲だなと感じられる、旋律も詩もわかりやすい曲です。しかし、私は今日、今までで一番すっと歌詞が染み渡り、今までにないくらい心が温まりました。何度も歌い重ねていくって素敵ですね。詩は、夜寝ている間、手を握り合っている人の様子が描かれたものです。二人は親子関係でしょうか。あるいは恋人関係でしょうか。もしかしたら犬と飼い主かもしれないし、そもそも二人ではないかもしれません。これも様々な解釈ができますが、そこにはとても温かい愛情を感じられるのではないかと思います。ぜひ、大切な人を思い浮かべながら聴いていただきたい1曲です。

来たる12月24日に所沢市民文化センター ミューズにて、緑会合唱団 第66回定期演奏会を開催いたします。
「なんとなく・青空」「手から、手へ」を含む3ステージを予定しておりますので、ぜひお越しください!
ご来場お待ちしております。
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