10月ももう半ばで、なんだか秋の雨がすでに冬の寒さを匂わせています。今回ブログを担当するのは1Bの宮澤です。冷え性に関してはかなり自信があります。
さて、緑会合唱団の常任指揮者をしてくださっている永井宏先生のご指導が、10月からは通常練でも始まります。12日の練習はその第一回目となりました。夏合宿で先生からいただいた宿題をかたすことができたかどうか、団として満足な合唱を作れているかどうか、緊張と期待の入り混じった中で団員はこの日の練習に臨みました。
今回はパートごとに分かれた練習はなく、アンサンブルのみの練習となるので、全体で体操、ブレス、発声練習を行いました。
体操は大事だと、ストレッチマンで学びました。
しっかり体を動かした後はブレスと発声です。
最近は寒暖の差が激しいため、喉の調子と相談しながらボイスケアをしなくてはいけませんね。
さて、一通りの準備も終わり、小休憩後軽い練習を行っている途中、永井先生が到着されましたので本練習が始まりました。
今年の定期演奏会では、SchubertのEs-durミサ曲 を演奏いたします。今回の練習ではKyrieを一通りとGloriaの一部をご指導いただきました。
足りない部分、粗削りな部分の厳しく、的確なご指導に、団員は真摯に向き合い、取り組みます。
皆が指揮と、楽譜と、コーラスと対話しています。
演奏というものは、かくも難しく、喜びに満ちたものであるかを再認識できた練習であったと感じました。細かな和音の変化、フレーズの作り方、楽譜の裏側にある世界、様々なことを指導してくださり、大変勉強になりました。今回はピアノ伴奏をつけていただきましたが、このミサ曲をオーケストラとともに演奏し、聴くに堪えるものへと育てるために必要な課題は山積みのようです。
一方で、普段の練習からこつこつ築いてきた技術やハーモニーは、確実に団員に自信も与えています。特に1年生は初めての定期演奏会であり、オーケストラの中でしっかり先輩方の歌唱についていけるか、どこまで磨き上げることができるのか、不安とともに練習を受けていた者も少なくはなかったと思います。ですが、彼らの中にも、何か一つの確固たる道があるに違いありません。それぞれが納得のいくまで、注意深く繊細に合唱を扱い、研究していきたいところです。
どうやら、不安とは自信の裏返しのようです。