ブログを担当いたしますのは、2B日下部です。
本日は常任指揮者の永井宏先生をお迎えして、パレストリーナのSicut Cervus と、バッハのDona nobis pacemの練習をしました。永井先生練習では、事前に音を取っておくのでいきなり合わせが始まります。まず簡単なフレーズを取り上げて、普遍的なフレージングの方法を学びました。声質が揃っていなくても、フレージングが揃うといい合唱になると力説され、自分の中で何かが腑に落ちた心地がしました。こういった基礎的な事項は定期演奏会が近くなってくるとできないので、非常に意義のある練習でした。
一時間ほどの講習を終えて、いよいよ曲に入りました。先ほど習った事項を生かそうとしましたが、実戦で使うのはまた別の難しさがあり、うまくいきませんでした。継続的に意識して、徐々に歌を改善していければと思います。
先生は、「パレストリーナやバッハの対位法に厳密に基づいた楽曲なら、強弱に気を遣わなくても曲の世界が表現できる」と仰っておりました。そう言われればそんな気がする・・・!
普段は自分の歌に耳を取られてしまいますが、周囲に耳を傾けると豊かな世界を垣間見ることができます。今回の曲は説明不要な美しさがあるので、各団員はいつもより容易に周囲を聞けたのではないかなと思います。
やっぱり基礎は大事だなと感じた練習でした。先生が来られる練習は新年度までに後二回。先生から少しでも多くのことを吸収し、後輩が入ってくる前に各自しっかりとした土台を作っていきたいですね。
(先生練の時は写真を撮らないため、文章のみで書きました