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1月21日(日)第67回定期演奏会

去る1月21日、第67回定期演奏会を行いました。多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。緑会代表と、学指揮の二人に、演奏曲や全体の振り返りを執筆してもらいました。


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こんにちは。前GM(代表)の大牟禮です。

先日、定期演奏会を無事終えることができ、運営代を引退し安らかな(?)第二の人生を歩んでいます。

今回は、ドイツ・レクイエムが緑会にとってだけでなく永井先生や緑友会合唱団の方々にとっても一大プロジェクトであったということもあり、規模も大きくそれに比例してやらねばならない仕事も多かった演奏会でした。

1年間一緒に頑張ってくれた70期71期のみんな、本当にありがとう。

 

演奏面でも、ドイツ・レクイエムが難しいのは当然として、サブコン曲も簡単かといえばそうではなく、曲の長さこそドイツ・レクイエムには遠く及ばないものの、細かい点を作りこみ、納得のいく演奏ができるようになるには大変な時間がかかりました。

 

さて、各ステージについて歌い手としての印象を書いていこうかなと思います。

まず、第0ステージ「始まりの歌」。

これはもう、多くの団員が歌いなれていることもあってか最初からホールに声が響いていた気がします。演奏会で毎度歌うたび、緑会のみんなと一つになった気がする瞬間です。

次に、第一ステージ「うたう」「風よ」。これは、始まりの歌の軽やかさを受け継いだかのような歌い心地で、新緑香る爽やかな風が感じられた気持ちの良いステージでした。

そして、第二ステージ「学ぶ」「vocalise/風のうた」。

こちらは、第一ステージの曲よりも全体的に難しめで練習段階から苦労した二曲でした。特に男声パートの一人として、本番どうなることやらとハラハラしていたのですが、男声は本番に強いのか、練習では発揮していない潜在能力を思う存分発揮し、観客のみなさまに精一杯の声をお届けできました。

最後に第三ステージ「ドイツ・レクイエム」。

これは、もう圧巻の一言です。現役とOBOG、そしてオーケストラの3つ音が合わさり、ステージ上ですらその圧倒的迫力を感じられました。個人的には、ドイツ・レクイエムに出てくる数ある楽器の中でもハープが大好きです。この曲は途中で様々な顔をみせますが、Ⅶ最後のハープが女神のごとく、曲を締めくくってくれます。現世に残された者への慰めなんだなと肌で感じます。曲を歌いきった歌い手を労ってくれてるのかな(笑)とも思います。

実際、観客の皆さんにどう聞こえていたのかは、DVDをみてみないとわかりませんが、私としてはすごく充実した演奏をさせてもらったなと感じています。先生方、一緒に歌ってくれた方々、観客の皆さま、本当にありがとうございました!

長くなりましたが、今年一年は4年生として今の執行代をサポートしながら、思う存分合唱を楽しもうと思います。


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こんにちは!2023年度学生指揮者の丸山です。

第1ステージでは、のアラカルトステージとして山下祐加作曲「風よ」「うたう」の2曲を指揮しました。第2ステージ、第3ステージの曲と比べるとシンプルな曲でしたが、その分丁寧に仕上げていくことができたと思っています。両曲が持つ爽やかさやあたたかさを含んだ綺麗なハーモニーが本番の会場に響いていたのを聴いて、また歌っている団員の晴れやかなのびのびとした表情を見て、今の緑会で演奏する曲としてこの曲を選んで良かったと強く感じています。7月から半年以上、このステージの曲を練習していくなかで、改めて歌う楽しさや喜びを感じることができました。聴いてくださったみなさまにも、そのような前向きなエネルギーが届いていたら幸いです。

第3ステージは1時間超え、合唱は100人に近い大人数での大迫力のステージとなりました。先生方、緑友会合唱団のみなさま、オーケストラのみなさま、多くの方の協力があってこそのステージでした。慣れないドイツ語の難曲に長い時間をかけて練習を重ねた経験も、今後の緑会の糧になっていく貴重なものでしょう。


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こんにちは!2023年度学生指揮者の鷺坂です。

当日は300人以上の方にご来場いただいたとのこと、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

私は、2ndステージ「学ぶ」「Vocalise/風のうた」を指揮させていただきました。どちらも大好きな作曲家、三宅悠太さんの曲です。

「学ぶ」の作詞は谷川俊太郎さん。空、木、動物など、身の回りのものを五感で感じること。それによって得る些細な気づきの積み重ねで私たちは豊かになっていく。それが谷川さんの言う「学ぶ」ということなのだと思います。シンプルな旋律なので、音の重なりや言葉を観客の方に届けられるよう細かな演奏を心がけました。来場者アンケートの中で、「言葉が伝わってきた」「歌詞が良い」などのお言葉をいただき、目指していた演奏ができたのではないかと思っています。

「Vocalise/風のうた」の作詞者、安水稔和さんは生涯、阪神・淡路大震災をテーマにした詩を書き続けた方です。「落ちる鳥のために。悲しむ犬のために。…遠くの人のために。…微笑む人のために。…思いを尽くして。」切なく、しかしながら力強く美しい詩です。変拍子やテンポの緩急が多く、とても難しい曲でしたが、本番では練習以上の演奏ができたと感じています。

3rdステージのドイツレクイエムについても少しお話したいと思います。1時間を超えるこの大曲を1年間で仕上げられるのだろうか…と不安と共に練習を始めた1年前。しかし、指揮者である永井先生や、早くから練習を始めていたOBOGの方々、オーケストラの方々、そして、必死に練習について来てくれた緑会団員…全ての方々の力により緑会の歴史に残る素晴らしい演奏ができました。





定期演奏会から約1ヶ月。既に6月の演奏会に向けた練習が始まっています。

今後とも緑会をどうぞよろしくお願いいたします。改めて、ありがとうございました。


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