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先生方のご紹介

緑会合唱団では、コンサートで指揮をしてくださる常任指揮者の先生と、歌い方の指導をしてくださるボイストレーニングの先生が1年を通して教えてくださいます。

常任指揮者 永井 宏 先生

 国立音楽大学卒業、同大学院修了(ピアノ専攻)。石渡日出男氏、属澄江氏に師事。在学中に東京文化会館推薦音楽会に出演したのを皮切りにピアニストとしてデビュー。以来幅広い活躍を続け、定期的にリサイタルも開催している。 

 指揮法を高階正光氏に師事。国立音大では23年間、練習ピアニストと合唱指導を、宗教音楽研究会合唱団でもピアニストと指揮者を務め、サヴァリッシュ、ブロムシュテット、小沢征爾、マズーア、リリング等、数多くの世界的指揮者とともに音楽作りを行ってきた。オペラでも二期会等でコレペティトゥアを務めた後、副指揮・指揮として数多くの作品を手掛ける。管弦楽、オペラ、合唱等、幅広いレパートリーを抱えて内外各地に客演。中でも声楽付き管弦楽曲の分野では他の追随を許さない成果を上げている。国立音楽大学元教授。

常任指揮者

永井先生は2003年より緑会合唱団の常任指揮者をして下さっています。先生の指揮・ご指導は、私たちに足りないものを的確に見抜いてくださり、合唱の基礎といえる部分を徹底的に教えてくださいます。先生の熱心なご指導に皆、引き込まれてしまいます。
 そんな永井先生ですが、普段はとっても気さくな方。「その話の続きはお酒を飲みながら(笑)」という言葉が大好きな方です。永井先生に指導していただける私達は本当に幸せです。

Sopranoボイストレーナー 村谷 祥子 先生

sopボイストレーナー

 東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程(独唱科)修了。古楽コンクール(山梨)入賞、川崎音楽賞コンクール優秀賞。ウィーン楽友協会ホールにてブラームス・ドイツレクイエムのソプラノソロでデビュー。バッハ・コレギウム・ジャパンの初代メンバーとして国内外の演奏会、レコーディングの多くに携わる。また、モーツァルトの歌劇「魔笛」のパミーナ役を当たり役とし、アンサンブル金沢(故岩城宏之指揮)との公演では日本経済新聞に高く評価される。北とぴあ国際音楽祭 2009特別参加公演歌劇「オットーネ」ではオットーネの婚約者テオーファネ役を演じ、音楽誌上で「品のある透明な声が持ち味」と評価される。これまで日本ヘンデル協会主催オペラ「リナルド」、「オレステ」等の主要キャストを務める。バロックアンサンブル「ポプリ」メンバーとして、オペラシティ近江楽堂を拠点としたコンサート活動は2017年で 20回目を迎える。ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「ハ短調ミサ」、「レクイエム」、「戴冠ミサ」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「ネルソンミサ」、「天地創造」、フォーレ「レクイエム」等の数多くの宗教曲のソリストとして活躍中。現在、演奏活動のかたわら、子ども達に音楽の楽しさを知ってもらうための企画・実行委員を立ち上げ、活動に力を注いでいる。日本ヘンデル協会会員。

 村谷先生は優しく溌剌とした先生のボイストレーニングはとても楽しく、自分の声の新しい部分に気付かせてくれます。私ってこんなに歌えるのね、と驚くほどです。
 

Tenorボイストレーナー 志田 雄啓 先生

tenボイストレーナー

 東京少年少女合唱隊卒隊後、都立三田高校卒。東京藝術大学声楽科卒業。同大学院オペラ科修士課程修了。同大学院オペラ科博士課程を修了し、博士号(音楽)を取得。第 74回日本音楽コンクール声楽部門(オペラ)第 1位。松下賞。このコンクールは、若手音楽家の登竜門として日本で最も古く権威のあるコンクールで、テノールの受賞は大変珍しく26年ぶりの快挙となった。平成 20年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞、ニューヨークにて研鑽を積み、 2010年6月に帰国。留学中、アッカディアオペラコンクールにて入選。カーネギーホールへのデビューを果たす。今までにN響、東フィル、読響、名古屋フィル、アンサンブル金沢、小澤征爾音楽塾オーケストラなどと共演し、井上道義、大野和士、尾高忠明、小林研一郎を始めとする多くの指揮者と主要オーケストラで共演する。2008年 2月には山田耕筰作曲オペラ「黒船」にて新国立劇場デビューを果たす。数多くのオペラ、コンサートにて活躍を続けている。N響アワーや名曲リサイタルなど、テレビやラジオに出演。二期会会員、日本声楽アカデミー会員。また、聖徳大学にて講師を務める。
テノール歌手志田雄啓のホームページ
http://www.geocities.jp/shidatake_tenor/

 志田先生は現在、オペラなど、様々な分野で活躍なさっています。まさに発声のプロであり、日本でも指折りのテノール歌手です。ボイストレーニングで教わるインナーマッスルの使い方、練習の仕方などはストイックなものが多いですが、受講者は質の良い、ホンモノの高い音が必ず出るようになる、分かりやすいご指導をしていただけます。 そんな偉大な先生に指導していただけることは、テノールの誇りです。

コーラストレーナー 永澤 麻衣子 先生

 宮城県常盤木学園高等学校音楽科を経て、国立音楽大学声楽学科卒業。声楽を瀬戸美子、清水明子、田島好一、吉澤祐江の各氏に師事。また、日本やドイツにおいて、Ch.d.ブロイン教授にリート解釈等の研鑽を積んでいる。第51回瀧廉太郎記念全国高等学校声楽コンクールに優秀賞及び竹田市長賞を受賞。
 ヴィヴァルディ「グローリア」、ヘンデル「メサイア」、バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」「マニフィカート」や教会カンタータ、ハイドン「ネルソンミサ」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠式ミサ」「証聖者の荘厳晩課」、メンデルスゾーン「パウロ」「ラウダ・シオン」モテットや詩篇歌、ラインベルガ―「レクイエム」、ブリテン「キャロルの祭典」他、数多くの宗教曲のソリストとして出演している。また、2006年1月、世田谷美術館プロムナードコンサート、小山貴之(読売日響)ヴィオラ・リサイタルに、ブラームス「アルトとヴィオラのための2つの歌 作品91」で出演。2007年1月には仙台にてソロリサイタル(シューマン歌曲、日本歌曲、オペラアリア)を開催している。ヴォイス・トレーナーや合唱指導者としても活躍している。
 プロ声楽&器楽アンサンブル【コンツェントゥス・ムジクム東京(CMT)】団員。学習院OB合唱団顧問。まいこの会主催。ダンディーズ指揮者。オイレンシュピーゲル代表。

Altoボイストレーナー 穴澤 ゆう子 先生

altoボイストレーナー

 東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士課程(オペラ科)修了。二期会オペラスタジオを優秀賞にて修了。 1990年~ 2000年バッハ・コレギウム・ジャパンにて活動。ソリスト、及びアンサンブルの主要メンバーとして国内外のコンサート、 CD録音に参加。 2000年文化庁派遣芸術家在外研修員としてオランダ・アムステルダムに留学。 2002年に帰国後はバロック期宗教作品を主なレパートリーに各地でソリストとして活躍。 J.S.バッハの教会カンタータを始め、「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」、「ロ短調ミサ曲」。「クリスマス・オラトリオ」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」等、多数の指揮者、オーケストラと共演。また二期会公演「ばらの騎士」「皇帝ティトの慈悲」、日生劇場「フィガロの結婚」「ヘンゼルとグレーテル」、北とぴあ国際音楽祭「月の世界」「フィガロの結婚」等、オペラの舞台にも多数出演。情感溢れる歌唱と豊かな演技力で常に聴衆を魅了し好演を重ねている。二期会会員。

明るくて気さくな穴澤先生は、その丁寧なご指導で私たちの体に眠る歌声を最大限に引き出してくださいます!また、歌い方の相談も親身になって聞いてくださり、アルトにとってなくてはならない存在です。

Bassボイストレーナー 小田川 哲也 先生

bassボイストレーナー

東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士オペラ科修了。二期会オペラスタジオマスタークラス修了。修了時に優秀賞を受賞。プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」のコッリーネ役でオペラデビューし、モーツァルト「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」、「コシ・ファン・トゥッテ」、「魔笛」、ヴェルディ「椿姫」、「マクベス」、「リゴレット」、「仮面舞踏会」、ビゼー「カルメン」、ワーグナー「タンホイザー」、ニコライ「ウインザーの陽気な女房達」など数多くのオペラに出演。また、バッハのカンタータや受難曲、モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」のバスソロを務めるなど宗教曲を中心にコンサートでも活躍している。
日本アカデミー会員。ニ期会会員。

 小田川先生のご指導は大変細やかです。その温かさの中にも妥協を許さぬ熱のこもったご指導に、ボイトレの時間は瞬く間に過ぎてしまいます。ヒゲの間から出る低くて深い声はもちろん、冷静で落ち着いた雰囲気は、まさに「シブイオトコ」そのものです。それでいて笑顔が素敵な先生に指導していただけるBassは幸せです。

前常任指揮者 高階 正光 先生

前常任指揮者

 故齋藤秀雄氏に師事。桐朋学園で教鞭をとり、数多くの優秀な後輩を送り出している。日本人指揮者の世界への道をつくったとも言える齋藤メソッドを教え継ぐ、ほとんど唯一人の指揮者である。

 先生は、1961年から2002年の定期演奏会まで、実に42年間にわたり、緑会とおつきあいくださりました。
 故齋藤秀雄氏に師事された先生は、自ら第一線で活躍されるかたわら、正当な齋藤指揮法を次代に伝える教育を確立し、数多くの指揮者を育ててこられた「指揮法の大家」というべき方です。それでいて常に指揮の研究を怠ることなく、新たに発見したことを楽しそうにお話しして下さいました。見た目には優しそうでも、一度指揮を振り始めると、先生の厳しい真剣な表情と力強い中にも優しさのある棒さばきに引き込まれてしまいます。
 緑会合唱団とは大変長いおつきあいとなりました。「君たちと一緒に音楽をやっていると、僕も若返ったような気になるんだよ」とよくおっしゃっていましたが、先生の音楽に対する気持ちは団員の誰よりも若々しく、誰よりも情熱的だったといえるでしょう。こんな方に常任指揮者をして頂けた私達は、とても幸せでした。
 長い間、どうもありがとうございました。

前コーラストレーナー

杉村 俊哉 先生

 2012年11月1日、杉村俊哉先生は永眠されました。心より尊敬と感謝を捧げるとともに、御冥福をお祈り致します。

前Tenorボイストレーナー

経種 廉彦 先生

 2014年7月17日、経種廉彦先生は闘病のなか膵臓がんでご逝去されました。Tenor及び団員一同心よりの感謝と、御冥福をお祈りいたします。

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